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伊藤 由紀*; 大山 隆弘*; 宮川 和也; 笹本 広
no journal, ,
地下深部の地質環境を調査・評価するための技術や手法の開発・高度化は、地層処分技術の信頼性を向上する上で重要である。電力中央研究所と日本原子力研究開発機構では、幌延深地層研究センターの地下施設を利用した共同研究の一環として、堆積岩中の深部地下水中に溶存する有機物(DOM)の物理化学的性質を把握するための調査技術開発を進めている。本研究では、幌延地域の堆積岩中地下水を一例に、深部地下水中の腐植物質を含むDOMの極性分画および3次元蛍光分析を行い、DOMの物理化学的特性と深度や塩分濃度との関係について考察することを目的とした。その結果、幌延地下水のDOMは、深度による腐植物質の相対量の差は小さいものの、深部ほどフルボ酸に富み、深度や塩分濃度により微生物影響の度合いが異なることが示唆された。